外国人のインターンシップに興味をお持ちではないでしょうか?
この記事では、『外国人のインターンシップ』に関して以下のような疑問や要望に対して、詳しく解説をしていきます。
- そもそも外国人のインターシップって何?
- 外国人インターンシップのメリット・デメリットを知りたい
- 実際に外国人の大学生をインターンシップとして雇用する方法は?
実際に外国人の採用サービスを行っている筆者だからこそ分かる表と裏まで詳しく解説していきます。
一緒に外国人のインターンシップに関して詳しく理解してから、採用の方法を学んでいきましょう!
そもそも外国人のインターンシップとは?
そもそも外国人大学生のインターンシップとは何のことなのでしょうか?
大学における教育の一環であり、外国人の大学生が実際に日本の企業で働くことによって就業意識の向上や日本企業への興味を促進させるものです。
実際は、企業の採用活動の一環であり、自社のアピールの場であると言っても過言ではないでしょう。
外国人大学生のインターンシップは企業と海外の大学との契約です。企業のグローバル化の促進に必要不可欠でしょう。
【基礎を確認】インターンシップのメリット・デメリットは?
この記事を読んでいる方は、多少なりとも外国人の『インターンシップ』に興味を持たれている方だと思います。
まずは確認の意味を込めて、インターンシップとは何かということから確認していきます。
もちろん、外国人にも当てはまる内容です。一緒に確認していきましょう。
【企業側から見た】インターンシップの大学生を採用する3つのメリット
日本人・外国人問わず、大学生をインターンシップとして採用するメリットは大きく分けて3つ存在しています。
①優秀で勤勉な学生と出会える可能性が高い
大学生の大半はインターンシップなどには参加せず、バイトや遊びに明け暮れる方が多いのが現状です。(経験談)
その時間を『インターンシップ』という有意義な時間に費やす大学生は、優秀で勤勉な学生が多いです。
②企業と大学生のミスマッチを防ぐことができる
採用したばかりの社員がミスマッチを原因に、すぐ退職してしまっては企業側の採用コストが水の泡になってしまいます。
『インターンシップ』として、業務や雰囲気を大学生に感じて貰えることはミスマッチを防ぐことに繋がります。
まずはインターンシップとして採用した優秀で勤勉な大学生が、継続して正社員として採用できれば企業・学生共にWinWinです。
③社員のスキル向上に繋がる
インターンシップ大学生の多くは、社会経験がほとんどない大学生です。
そのような学生に対して一から教育をしなくてはならないので、社員のマネジメントや教育スキルの向上が見込まれるでしょう。
必ずしもインターンシップ生だけでなく、社員にもメリットがあることを覚えておきましょう。
インターンシップ生を採用する3つのデメリット
インターンシップ生を採用するにはデメリットもつきものです。3つありますので一緒に確認していきましょう。
①広告費がかかる
インターンシップ生を採用するためにはまず応募をかける必要があります。
インターンシップの募集要項を、求人サイトに掲載するにはお金がかかることを確認しておきましょう。
②教育コスト等がかかる
先ほどは社員のスキル向上に繋がるメリットとして解説しましたが、大学生をインターンシップとして教育するにはもちろん人手や時間が必要になってきます。
インターンシップの生は必ずしも正社員になる訳ではないので、教育コストはデメリットとも言えます。
③通常業務に支障がでる
これは②に近い話なのですが、初期の段階においてインターンシップ生を採用するということイコール人員が埋まるという訳ではないです。
教育等が必要ですので、その分通常業務に支障が出てしまうので注意しましょう。
以上で外国人・日本人に関わらず『インターンシップ生を採用することのメリット・デメリット』を解説していきました。
ここからは本題である『外国人の大学生をインターンシップ生として採用するメリット・デメリット』をみていきましょう。
『外国人の大学生』をインターンシップとして採用するメリットとは?
日本人ではなく外国人のインターンシップ生を採用することに関するメリットは以下の3つになります。
①外国人を採用することで、企業文化やビジネスのグローバル化が期待できる
『外国人の大学生』をインターンシップとして採用することで企業文化やビジネスのグローバル化が期待できるでしょう。
サービスのグローバル展開を考えている方は、第一歩として『外国人の大学生』をインターンシップとして採用することを検討してはいかがでしょうか?
また将来的な外国人正社員の採用を、実際にインターンシップの学生を通して学ぶことができるでしょう。
②外国人ならではの意見を貰える
これは①に付随するメリットなのですが、外国人を採用することで新しい視点から見た意見を貰えるというのもメリットでしょう。
グローバル展開に関して貴重な意見をもらうことができるでしょう。
また、日本人に常識なことでも外国人には常識ではありません。
企業風土や環境にも新しい風を吹かすことが期待できます。
③社員の語学教育に繋がる
外国人インターンシップ生の全員が日本語を流暢に扱える訳ではありません。
社員と外国人とのコミュニケーションによって、外国人の日本語だけなく社員の語学教育にも繋げることができるでしょう。
以上の3つが『『外国人の大学生』をインターンシップとして採用するメリット3つ』になります。
次はデメリットを確認していきましょう。
『外国人の大学生』をインターンシップとして採用する際のデメリット
ここからは外国人インターンシップ生のデメリットに関して確認していきましょう。
仕事の内容だけでなく雇用やビザにまつわる話まで解説していますので確認ください。
①インターンシップ生や正社員として延長契約が難しい
外国人のインターンシップ生は、基本的に期限が定められています。
また、インターンシップなので全て終業後はそのまま帰国するケースが多いです。
正社員として再入国してくれる可能性はもちろんありますが、延長契約は基本的に難しいと考えていいでしょう。
②文化・言語の違い
最も大きな壁といえば、言語・文化の壁でしょう。
外国人大学生にとって異国の地である日本の文化や環境に適応するには、非常に時間がかかるでしょう。
企業としてインターンシップ生へのサポートをしっかりと行う必要があります。
またコミュニケーションも日本人と比較して取りづらいので、努力が必要でしょう。
③単純労働をさせることはできない
外国人のインターンシップ制度は、日本での仕事や環境を知って貰うための重要な制度です。
中には人員確保を目的にこの制度を利用する会社もあるそうです。
外国人のインターンシップを行う際は、学生の専攻と仕事内容の関連性が審査されます。
認められない場合はもちろん許可はおりませんので注意しましょう。
法務省のホームページには外国人のインターンシップ制度に関して以下のような記載があります。
(1)受入体制及び指導体制の確保について
インターンシップは,教育課程の一部であるため,当該インターンシップを実施する日本の企業において学生を受け入れる十分な体制及び指導体制が確保されている必要があります。
(2)専攻との関係について
インターンシップは,教育課程の一部として,単位習得等の学業の一環として実施されることが要件とされていますが,インターンシップの内容と学生の専攻との関連性についても留意する必要があります。
抜粋:http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00109.html
このような規則があります。
④在留資格(ビザ)の手続きは受入れ先の企業も行う
外国人大学生のインターンシップを希望する会社は、自らが手続きを行う必要があります。
在留資格の種類も複数ありますので以下で解説していきます。
以上の4つが『外国人の大学生』をインターンシップとして採用するデメリットになります。
ここからは実際に『外国人の大学生』をインターンシップとして採用する際の注意点を確認していきましょう。
外国人大学生のインターンシップ に関する注意点
外国人大学生のインターンシップ に関する手続き上の注意点がいくつかありますので、確認していきましょう。
①在留資格に関して
外国人がインターンシップ生として働く時は、在留資格を申請する必要があります。
在留資格とは外国人が日本に滞在するための資格で、入国するために必要な資格であるビザとは厳密には異なります。
その種類は3種類あります。
企業は、行うインターンシップにはどの在留資格が必要なのか確認する必要があります。
特定活動(報酬あり)
4年生の大学生を受け入れる場合は最長2年ですが、1年経ったら帰国し再度認定を行ったから呼び寄せる必要があります。
文化活動(報酬なし)
『外国人の方が,収入を伴わない学術上若しくは芸術上の活動を行おうとする場合』と法務省ホームページに記載があります。
短期滞在(報酬なし・90日以内)
現地の日本大使館に申請します。交通費・家賃補助・食費などは報酬とみなされないので提供できます。
②保険に関して
日本人・外国人問わず、インターンシップ生でも正社員の3/4以上の時間働く場合は、社会保険の加入が必要になります。必ず確認しておきましょう。
仕事の内容によっては民間の保険も利用することを考えていいでしょう。
③契約書に関して
インターンシップ生を採用する際は、しっかりと契約書を結びましょう。
インターンシップ生を採用するリスクは以下のようなものがあります。
- 企業への損害
- 備品の破壊
- 顧客や会社とのトラブル
- 情報の漏洩
その他にも考えられるものがたくさんありますので、契約書を結ぶことをお忘れなく。
以上で外国人大学生のインターンシップに関する説明を終了します。
ただ、実際に外国人大学生のインターンシップはどのように採用すればいいのでしょうか?
最後におすすめの方法を解説していきます。
外国人のインターンシップ生を受け入れる方法
外国人のインターンシップ生受け入れに興味がある場合、方法を知る必要があります。
PLYを利用して外国人インターンシップ生を受け入れる方法は、以下の通りです。
- ご相談
- 受け入れ申し込み
- インターン生とのマッチング
- 教育のサポート
外国人インターンシップ生の受け入れ方法を全く知らない方でも、お気軽にご相談が可能です。
詳しい利用方法については、下記リンクからお気軽にご相談ください。
まとめ
まとめは下記の通りです。
『外国人の大学生』をインターンシップとして採用するメリットは、『企業のグローバル化促進』『外国人ならではの意見を貰うことができる』『社員の語学力向上が期待できる』という3つがあります。
デメリットは、『契約延長が難しい』『文化や言語の壁がある』『単純労働をさせることはできない』『ビザ等の手続きをする必要がある』があります。
採用の際には、『仕事内容によって在留資格を決定する』『必要であれば保険に加入する』この2点に気を付けましょう。
この記事では、『外国人大学生のインターンシップ』に関して解説をしてきました。
外国人をインターンシップ生として採用するのは様々な手続きが必要であり、手間がかかります。またインターンシップ生のサポートも欠かせません。
PLYでは、外国人のインターンシップ生、採用手続きに関するフォローや、インターンシップ生へのサポートを行っています。
少しでも外国人インターンシップ生への興味を持たれた方は、以下のリンクよりPLYにご相談ください。