外国人のインターンシップ生を受け入れることに興味を持っていても、実際の手続きや採用方法が分からないという企業様は多数いらっしゃると思います。
この記事では、『外国人のインターンシップ生の受け入れ方法や企業様の手続き』に注目して、以下のような疑問や要望を分かりやすく解決していきます。
- そもそも外国人インターンシップ生を受け入れるメリットは企業にあるの?
- インターンシップ生の就業時間やビザの問題など、企業側でも複雑な手続きが必要そうでよく分からない。
- 外国人インターンシップ生の紹介や採用をサポートしてくれるようなサービスは無いの?
- 外国人インターンシップ生紹介エージェントの比較方法を知りたい!
実際に外国人インターンシップ生を受け入れる際に、企業様へサポートや人材の紹介を行っている弊社ならではの視点で詳しく深掘りしていきます。
外国人インターンシップ生の受け入れを検討している企業様は、ぜひ一度この記事をご覧になって詳しい手続き等を確認していきましょう。
外国人就業者が年々増加している
最近外国人の就業者が増えたと感じている方も多くいらっしゃると思います。
実際にもその通りであり、日本での外国人就業者・外国人留学生の数は年々増加傾向にあります。
企業から見ても外国人を採用するというのは珍しいことでは無くなってきていると思います。
しかしながらここで問題なのが、『企業と外国人とのミスマッチです。』
2017年のデータでは、日本に来る外国人留学生の約3割程度しか日本で就業しません。
この理由は多岐に渡りますが、主な原因として『日本での仕事が少ない』『日本の就活の仕組みが分からない』『具体的な仕事内容が分からない』ということが挙げられます。
繰り返しになりますが、要するに『企業と外国人留学生のミスマッチ』です。
今回この記事では、そんな『企業と外国人留学生とのミスマッチ』を解決できるであろう、『外国人インターンシップの受け入れ』に関しての企業側の手続きや採用方法に関して解説していきます。
まずは、そもそも『企業が外国人インターンシップ生を受け入れるメリットとは?』という前提に立ち返って解説していきます。
企業が外国人インターンシップ生を受け入れるメリットとは?
まずは、そもそも企業が外国人インターンシップ生を受け入れするメリットに関して説明していきます。
『本採用ではなくインターンシップかつ日本人ではなく外国人を受け入れするメリットは、本当にあるの?』と考えている方もいらっしゃると思います。
企業側からしたら4つのメリットがありますので、実際に確認していきましょう。
1【企業側から見た】外国人インターンシップを受け入れる4つのメリット
まずは、外国人をインターンシップとして受け入れることに関するメリットを解説していきます。
実際に外国人をインターンシップ生として受け入れるメリットはあるの?と疑問を感じていている方はぜひ確認してください!
①社員の教育(語学や教育スキル)になる
外国人のインターンシップを受け入れることは、必ずしも学生だけにメリットがあるわけではありません。
まず一つ目に、企業の従業員の教育になるという点です。
外国人インターンシップ生は、全員が日本語堪能だという訳でありませんし、求人を掲載する際も英語等で行う可能性もあるでしょう。
外国人のインターンシップ生を受け入れることで、社員の教育に繋がるでしょう。
②グローバル化の促進や、グローバルな意見がもらえる
外国人をインターンシップで受け入れると、日本人には無い新たな視点で企業に新しい風を吹かせてくれることでしょう。
また今後展開が予定される国のインターンシップ生を採用できた場合、企業のグローバル展開にも一役買ってくれることでしょう。
海外展開を視野に入れている企業や外国人ならではの意見を欲しい企業に、外国人インターンシップの受け入れは、特におすすめできます。
③そのまま本採用にも繋がる可能性がある。
先ほど外国人の就業の問題として、『企業と外国人のミスマッチ』を挙げさせていただきました。
企業からしてもせっかくコストをかけて採用と教育をしてきた社員に、ミスマッチが原因で早期に退職されるのは大きな痛手となるでしょう。
日本人を採用した場合でもミスマッチが発生するのに、外国人になると言語や文化・2種の違いから、よりミスマッチの確率が上がります。
そこで、外国人をインターンシップとして受け入れることで、企業も学生へ会社の雰囲気や仕事内容を伝えることができると共に、学生も企業のことをより深く知れる機会となります。
企業と外国人とのミスマッチを予め防ぎましょう。
インターンシップから本採用した方が、そうでない学生よりも当然ミスマッチは減ります。
ミスマッチのリスクが高い外国人の採用の際は、本採用としてコストをかけて失敗するよりも、まずはインターンシップとしてリスクを減らすことをおすすめします。
④人材不足を補うことができる
※このメリットに関しては日本人・外国人関わらずインターン生を受け入れするメリットとなります。
最近は売り手市場であり、企業からすると人材を採用することが難しくなってきていると思います。
しかしながら、インターンシップ生として採用することで将来的にある程度の人材不足は、解消させることができるでしょう。
ただ企業や仕事に関して学びたい学生と人材を確保したい学生でのWinWinの関係になることが重要です。
インターンシップの目的はあくまで、『大学における教育の一環であり、外国人の大学生が実際に日本の企業で働くことによって就業意識の向上や日本企業への興味を促進させるもの』です。
ここに留意しながら外国人インターンシップの受け入れを行いましょう。
以上の4つが、企業が外国人のインターンシップを受け入れするメリットとなります。
ここからは今回のメインである、『外国人のインターンシップを受け入れる方法』等、より具体的な内容を解説していきます。
企業が外国人のインターンシップを受け入れする際のQ&A
ここからは、企業が外国人のインターンシップを受け入れする際のよくあるQ&Aをまとめて解説していきます。
外国人インターンシップ生の就業期間はどのくらい?
①就業期間は最長で2年
外国人のインターンシップを採用する場合、最長で2年となります。
2年と聞くとものすごく長い期間にわたって採用できると思われがちですが、以下2つの条件がありますので注意しましょう。
①1年間日本でインターンを行った場合は、一度帰国させて再度手続きを行って呼び寄せる必要がある。
→つまり、2年間継続して採用できる訳ではなく更新する必要があります。
②大学の修業年数の2分の1を超えてはいけない。
→4年制大学の場合は2年間となります
外国人のインターンシップを受け入れする際は、以上2点に気をつけましょう。
出入国管理庁のホームページでは以下のように記載があります。
『このインターンシップは,1年を超えない期間で,かつ,通算して大学の修業年限の2分の1を超えない期間であること,また,当該大学を卒業又は修了した者に対して学位の授与される教育機関に在籍している必要があります。』
http://www.moj.go.jp/isa/publications/materials/nyuukokukanri07_00109.html
②在留資格の種類
外国人がインターンシップ生として働く時は、在留資格を申請する必要があります。
在留資格とは外国人が日本に滞在するための資格で、入国するために必要な資格であるビザとは厳密には異なります。
企業は、3種類の在留資格からインターンシップにはどの在留資格が適しているのか確認が必要です。
その3種類の在留資格を1つずつ紹介します。
①特定活動(報酬あり)
4年生の大学生を受け入れる場合は最長2年ですが、1年経ったら帰国し再度認定を行ったから呼び寄せる必要があります。報酬が発生する場合は、このビザとなります
②文化活動(報酬なし)
『外国人の方が,収入を伴わない学術上若しくは芸術上の活動を行おうとする場合』と法務省ホームページに記載があります。
③短期滞在(報酬なし・90日以内)現地の日本大使館に申請します。交通費・家賃補助・食費などは報酬とみなされないので提供できます。
以上3種類の在留資格がありますので、外国人インターンシップを受け入れする際は覚えておきましょう。
重要なのは、『報酬の有無・就業期間』です。
以上が、外国人インターンシップの受け入れに関するQ&Aです。
ここまでで外国人インターンシップを受け入れする方法を具体的に解説しましたが、実際には求人や候補者を探す必要があります。
しかしながら、外国人インターンシップの受け入れに関する企業向けの人材紹介やアドバイスを行うエージェントはたくさん存在します。
どのような基準を元にエージェントを選べばいいのでしょうか?
ここからはエージェントを選ぶ際の基準に関して解説していきます。
外国人インターンシップに関するエージェントを選ぶ4つの基準とは?
数ある外国人インターンシップのエージェントの中から、自社にあったエージェントを選ぶ方法を確認していきましょう。
基準は4つありますので、企業様ごとに合わせて選んでいきましょう。
①仲介料や求人掲載費用
採用やインターンシップに関わらず、人材紹介エージェントを通しての募集は費用がかかります。
仲介料や求人掲載費用の料金システムは、エージェントごとに異なりますが、大きくわけると3つの種類があります。
・成果報酬型
成果報酬型つまり、受け入れが確定した時点で初めて費用が発生します。
こちらはインターンを受け入れる期間によって金額が変わりますが、約10~40万円程度がレートとなっています。
受け入れ人数が増えると割高になってしまうので、大人数のインターンシップ生を受け入れたい場合にはあまりおすすめできません。
・求人掲載報酬型
エージェントが保有する求人サイトにて、求人を掲載する時点で費用が発生します。
金額の目安として10万円以下〜30万円と幅広く存在しています。
多くの外国人学生の目に止まることになるので、幅広い人材から選びたい企業におすすめできます。
掲載代以外はかからないので、複数名の受け入れを行いたい企業向けとなっています。
・トータルサービス型
エージェントと契約を結んだ段階で費用が発生します。
金額は契約内容により変わるので、目安はありません。
人材の紹介だけでなく、採用前のコンサルティングから採用後のアフターケアまで行うエージェントを指します。
各企業様の状況に合わせて利用エージェントを決めるといいでしょう。
②サポート相談体制
外国人インターンシップ受け入れという、あまり普及していないことをする際は心配がつきものです。そこで重要なのがサポート相談体制です。
受け入れ側の企業様はもちろんですが、インターンシップ生に対するサポート相談体制も重要です。
両者にとって必要なサポート相談体制をいくつか掲載させていただきます。
受け入れ企業側
- 採用や求人をどのように行ってくれるの?
- 必要手続きや書類のサポート体制は?
- 給与や保険の知識が無いけどサポートしてくれるの?
インターンシップ生側
- 自分の専門性と仕事内容がマッチしている?
- 日本での暮らしや職場環境に関して相談できる?
- インターンに関する必要手続きをサポートしてもらえる?
あくまで一例ですが、どこまでサポート相談体制を受け入れてもらえるのか確認しましょう。
インターンシップ生側のサポートも、採用後の定着率に関わってきますので重要な指針となっています。
③採用実績
外国人インターンシップ生の受け入れは現時点では珍しいことなので、紹介エージェントの数も限られています。
そのエージェントの採用実績や導入実績も合わせて確認すべきでしょう。
初めての外国人インターンシップ生の受け入れは、安心できるエージェントを利用することをおすすめします。
④採用したい人材の専門性とエージェントの専門性がマッチしているか
インターンシップ生と仕事内容の専門性がマッチしていることは必須です。
インターンシップは、『大学での教育課程の一環として、日本で就業経験を積む』というものです。
エージェントによっては、ある専門分野に特化して学生を中心に求人している場合があります。
一概には言えませんが、インターンシップでの仕事内容とエージェントの得意とする紹介分野のすり合わせを行っても損はなさそうです。
以上の4つが、外国人インターンシップを受け入れる際に利用すべきエージェントの比較項目になります。
主に①〜③番を重視して比較することをおすすめします。
以上の比較項目を踏まえて、外国人インターンシップ受け入れをする際におすすめできるエージェントを紹介します。
外国人インターンシップ生に関してPLYに任せるべき理由
外国人インターンシップ生を受け入れする際の手続きや採用は、PLYを利用すべきです。
PLYはインターン採用前のコンサルティングから採用後のアフターケアまでをワンストップで行っているため、本当に自社にあった人材を見つけられます。
外国人インターンシップ採用は様々な手続きがあり、当事者である企業だけで解決するのは大変です。
数々の外国人採用を行ってきたPLYを利用することで、企業様の負担なく採用を進めることができます。
また「現地大学との契約」は、PLYが厳しい基準で選抜した大学との契約をサポートするので、安心してインターンシップ生を受け入れられます。
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まとめ
まとめは下記の通りです。
- 外国人をインターンシップとして受け入れるメリットは、『社員の語学教育になる』『グローバル化の促進』『本採用に繋がる』『人材不足解消』という4つがあります。
- 就業期間は2年が最長であるが、期間やビザの内容は学生によって変わります。
- 人材紹介エージェントは、『サポート体制』『採用の実績』『専門性』で選びましょう。
- PLYを利用することで、安心してインターンシップ生を受け入れられます。
いかがだったでしょうか。
この記事では、『外国人インターンシップ受け入れ手続き等』に関して解説をしていきました。
外国人をインターンシップ生として採用するのは様々な手続きが必要であり、手間がかかります。またインターンシップ生のサポートも欠かせません。
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